月からの招待状

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『かぐや姫からの招待状』が届いた。

「これは、人類に対する挑戦である!」

世界各国で、開発競争が始まった。
どこの国が最初に月へいくのか?
月の民は、月へと飛ぶのだ。
人類も負けるわけにはいかない。

はじめ人類は、愚かだった。
スプリングによるジャンプで、月へ行こうとしたのだ。
中には天才もいて、天才故に飛びすぎ、命を落とした。

やがて飛行機が作られた。

これはいける!

人々はそう期待したが、ある程度上空までしか飛べなかった。
空力では宇宙へ上がれないのだ。

しかし、そんなことで人類は諦めなかった。
宇宙服、ロケットと、トントン拍子に開発され、ようやく人類は月へとたどり着いたのだった。

月へ着いた時、人類は敗北を悟った。

「Oh, My God!」

かぐや姫は、すっかり老けていた。
SF
公開:25/06/07 16:31
#皮肉屋さんの小噺

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