謙虚さと酒

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愛子は言う。「他人なんかどうでもいい。」

真は言う。「それは、自分自身もどうでもいいということ。」

人は損をすることを最も嫌う。
だから、他人のために、何かをしようとは思わない。

言葉では心配を装うが、心では面倒をかけるなと思ってる。

謙虚を装う人ほど、そんな態度をとる。

愛子は言う。「酒は好きだ。」

真は言う。「ただの現実逃避だろ。」

人は目先の利にすぐ動く。
なかなか、良い行いを続ける事はできない。

途中で投げ出すから、変われない。
だから、周りに害を与えて、自分はまだマシだと、ほっとする。

良い人を演じ、酒で現実を忘れ、他人と比較し、自分はまだましだと、ただ、金と時間を浪費し続ける。

その被害を食らうのは、その人を信じ、責任ある者に飛び火する。

謙虚さも酒も、程々にしないと、周りが迷惑する。

成熟したものほど、目先の利には目もくれない。

ただ、成長を続ける。
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公開:25/05/26 17:05

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