ペンギンが部屋に

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私「え~と。ペンギン?」
ペンギン「ええ。ペンギンです。なんか問題ありますか?」
私「問題っていうか、どうやって部屋に入ったの。」
ペンギン「大家さんに弟と言ったら、すぐに合鍵くれました。」
私「おかしいだろ。ペンギンの弟って。」
ペンギン「ハハハ。ホント。おかしいですね。兄さん。」
私「兄さんっていうな!」
ペンギン「とりあえずなんか食べ物、あります?お腹空いちゃって。生魚とかあれば嬉しいんですが。」
私「無いよ!」
ペンギン「じゃあ何でもいいです。小動物とか。」
私「無いよ!出てけよ!」
ペンギン「あなた、ペンギンに厳しいですね。」
私「ペンギンに厳しいんじゃないよ。不法侵入に厳しいんだよ。」
ペンギン「おかしいな。ペンギンって人気者なんだけどな~。こんな厳しく当たる人、珍しいですよ。ホント。」
私「そりゃあ、水族館ならね。でも家に来られたら困るの。」
ペンギン「そんなもんすかね~。」
ファンタジー
公開:24/10/23 16:29

ソフトサラダ( 埼玉 )

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時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。 
 

 

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