仮面サイダー

わたしは仮面サイダーだ。わたしは夏に現れる怪物と戦っている。わたしも怪物も君たちには見えないだろう。それでも、わたしはサイダーを守るために戦っている。

わたしがなぜサイダーを守るために戦っているか？正直覚えていない。しかし、サイダーに心を動かされたことは覚えている。そしてサイダーに心が動いたあの瞬間があるから、今こうして仮面サイダーをやっているのだ。

今日は大切なことを伝えにきた。これだけは覚えておいてくれ。君の人生は君のものだ。だから、どう生きていくかは君が決めるんだ。君が決められるんだ。そしてどう生きたいかの答えは君の中にある。
わたしはたまたま仮面サイダーという生き方を選んだ。もしかしたら違うものに心を動かされ、違う仮面戦士を名乗っていたかもしれない。それでもわたしは仮面戦士を名乗り、戦うぞ。それが仮面バイヤーでも仮面ハイヤーでも仮面ファイターでも仮面ファイヤーであっても。