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「ドーナツが恋をした。しかしある日突然の破局。その日からだ。心にぽっかり穴が空いたのは」
そう言いながらすぐにこってりクリームで埋めるんでしょ。
ドーナツを食べながら浮かべた寓話を自分で茶化す。
明るい話が浮かばない。締め切りが迫っているというのに。
私はただいま世界最悪の絵本作家。
心にぽっかり大きな穴が空いている。
些細なすれ違いから彼氏と久しく会ってない。
「少し心が落ち着いた頃ドーナツは鏡を見た。なんという姿。
けれどドーナツはありのままに生きることを決めた。
穴が私のアイデンティティ。
カスタードクリームやあんこたちが心の穴を埋めてあげるよと甘い言葉を囁き言い寄るが相手にしない。
イチゴやチョコのクリームがすり寄るが私は色を変えたくない。
私はこのままがいい」
泣きそうになった時チャットが入った。
「オレが悪かった」
「ドーナツが仲直り。そっと優しく砂糖がかかっている」
そう言いながらすぐにこってりクリームで埋めるんでしょ。
ドーナツを食べながら浮かべた寓話を自分で茶化す。
明るい話が浮かばない。締め切りが迫っているというのに。
私はただいま世界最悪の絵本作家。
心にぽっかり大きな穴が空いている。
些細なすれ違いから彼氏と久しく会ってない。
「少し心が落ち着いた頃ドーナツは鏡を見た。なんという姿。
けれどドーナツはありのままに生きることを決めた。
穴が私のアイデンティティ。
カスタードクリームやあんこたちが心の穴を埋めてあげるよと甘い言葉を囁き言い寄るが相手にしない。
イチゴやチョコのクリームがすり寄るが私は色を変えたくない。
私はこのままがいい」
泣きそうになった時チャットが入った。
「オレが悪かった」
「ドーナツが仲直り。そっと優しく砂糖がかかっている」
公開:24/10/19 09:39
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