家は国

持ち家を”城”と表現する人は多いだろうが、持ち家を”国”と表現する者は私くらいだろう。
各家庭には、家人の作った世界感で満たされている。
同じ料理でも作り手によって味が大きく変わる。その家でしか食べられないご当地グルメ。
家に招かれるという行為は旅行に誘われているのと同じである。
前置きが長くなったね。その理論で言えば、当然私の持ち家も国である。
国と一口に言っても、治安の良い国・悪い国とその特色は様々だ。
我が家はどちらかと言えば悪い国かな？国には他国の者が立ち入ってはいけない場所が必ずある様に、我が家には家人以外が入ってはいけない部屋が存在する。私もその部屋に入れるまで苦労したよ…
それを破ればどうなるかって？私の場合、軽い禁固刑だけで済んだけど、家人でないのなら基本は処刑だそうだ。
禁固刑生活は悪くなかった。家が食事を作ってくれた。何で作ったか分からないが、それは恐ろしく美味かった。