アルバイトの面接
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お化け屋敷のバックヤードにて。
「やる気あります!」
「そんなこと言われもね。うちでは雇えないよ。」
「リアルにできる自信あります。」
「そうだろうけどさ。だって本物でしょ。でもさ、本物はダメでしょ。」
「なんで本物はダメなんですか?」
「マズイよ。お化け屋敷で本物のお化け出たら。」
「え~。面白いと思うんだけどな~。」
「面白くはないでしょ。本物出るお化け屋敷。引くよ。」
「そうですか。」
「っていうか、幽霊ってアルバイトするの?聞いたことないけど。」
「幽霊はアルバイトしちゃいけないんですか?」
「そういう訳じゃないけど。聞いたことはないね。」
「そうなんですか?すいません、ボク、幽霊、初心者なんで。おととい死んだばかりなんです。で、とりあえず何かしなきゃって思って。で、募集を見たわけです。なんか運命感じちゃって。」
「運命ね~。できれば死ぬ前に来て欲しかったかな。」
「えっ?逆に?」
「やる気あります!」
「そんなこと言われもね。うちでは雇えないよ。」
「リアルにできる自信あります。」
「そうだろうけどさ。だって本物でしょ。でもさ、本物はダメでしょ。」
「なんで本物はダメなんですか?」
「マズイよ。お化け屋敷で本物のお化け出たら。」
「え~。面白いと思うんだけどな~。」
「面白くはないでしょ。本物出るお化け屋敷。引くよ。」
「そうですか。」
「っていうか、幽霊ってアルバイトするの?聞いたことないけど。」
「幽霊はアルバイトしちゃいけないんですか?」
「そういう訳じゃないけど。聞いたことはないね。」
「そうなんですか?すいません、ボク、幽霊、初心者なんで。おととい死んだばかりなんです。で、とりあえず何かしなきゃって思って。で、募集を見たわけです。なんか運命感じちゃって。」
「運命ね~。できれば死ぬ前に来て欲しかったかな。」
「えっ?逆に?」
ホラー
公開:24/10/14 18:09
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時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。
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