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月火水木金土日が集まって席替えについて話し合っている。
万年不人気の月の不満が溜まって満月状態だった。
「ブルーになるのはこっちの方だわ。あんたが一つ前にいるせいだ」
日をキッと睨む。
今のままでいい水木金は「爽やかな色じゃないか」と無責任なことを言う。
日が「周りから見えるほど気楽じゃないわい。夕方からだんだん憂鬱になるわい」とコボすと、日の陰で一番得している土がまあまあと取りなしている。
火はうっかり月のポジションに押し出されないように水木あたりの席を押さえておきたい。
それぞれの思惑が交差しなかなかまとまらない。
最終的にくじ引きで決めることになった。
はたして、出た答えは元の順だった。仕切り直したがまたもや同じ結果だった。
そりゃあそうだなと皆が口を揃える。
これは宿命だ。
その星の下に生まれた、どころかワシらがその星だ。
結局この話し合いはお流れになったそうな。
星だけに。
万年不人気の月の不満が溜まって満月状態だった。
「ブルーになるのはこっちの方だわ。あんたが一つ前にいるせいだ」
日をキッと睨む。
今のままでいい水木金は「爽やかな色じゃないか」と無責任なことを言う。
日が「周りから見えるほど気楽じゃないわい。夕方からだんだん憂鬱になるわい」とコボすと、日の陰で一番得している土がまあまあと取りなしている。
火はうっかり月のポジションに押し出されないように水木あたりの席を押さえておきたい。
それぞれの思惑が交差しなかなかまとまらない。
最終的にくじ引きで決めることになった。
はたして、出た答えは元の順だった。仕切り直したがまたもや同じ結果だった。
そりゃあそうだなと皆が口を揃える。
これは宿命だ。
その星の下に生まれた、どころかワシらがその星だ。
結局この話し合いはお流れになったそうな。
星だけに。
公開:24/10/08 16:44
更新:24/10/08 16:46
更新:24/10/08 16:46
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