人生１００年相談所③

〇〇通りは家の近く。人生100年相談所というのか。
おっとポスターに夢中になっていたら乗るはずだった電車が行ってしまった。急いで電話で会社を休んだ。しょうがない。
でもせっかくだし、ポスターの相談所に行ってみようか。

「〇〇通りの床屋の隣だからここか」
入ってみると見た目はただの相談所とは変わらず小さい。客は自分合わせ5人ほどだが4席しかないので順番を待っていながら話を聞いてみた。
一番右の席の人は競馬の話をしているのか聞いている。どこが一番になりそうか相談しているみたいだ。一番左の人は漫画家でアイディアが思い浮かばないようだ。真ん中の二人はどうだろう。一人は高校の進路先を相談しているみたいだ。もう一人は、会社で大きなミスをしてしまい、もう潰れる寸前で助けてほしいと、真ん中の二人の相談事はとても大事なことみたいだな。
一番右の競馬の人が席を立ち、出ていった。席が空いたみたいだ。