夢雨
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「今日は10年ぶりに夢雨が降る予定です」
昼食を食べてる時TVからそうきこえてきて箸を落としそうになった。夢雨?聞き間違いか?
すると友人が「そっか、お前は引っ越してきたんか」と呟き、夢雨について教えてくれた。なんでも夢雨とはこの町の文化で、人々が夜見た夢がこの町に集まり少しずつ雲にたまっていき、いっぱいになれば雨として降るらしい。
「でも夢は雲にたまるまで長い時間がかかるから、夢雨が降るのは10年に1回と言われてて」
試しに外へ出ると雨が降っていた。でもいつもと違う。雨粒は虹色だった。驚いて雨粒に触れると、誰かがみた夢が頭の中に浮かび上がってくる。その夢は子供が雲の上で遊んでる夢だった。面白くなって色んな夢を見てると、僕が小説家となって本を書いてる夢があった。今は諦めてしまったけど、それは小さい頃からの夢だった。
「もう少し、頑張ってみようかな」
僕に夢をくれた10年後の夢雨に期待して。
昼食を食べてる時TVからそうきこえてきて箸を落としそうになった。夢雨?聞き間違いか?
すると友人が「そっか、お前は引っ越してきたんか」と呟き、夢雨について教えてくれた。なんでも夢雨とはこの町の文化で、人々が夜見た夢がこの町に集まり少しずつ雲にたまっていき、いっぱいになれば雨として降るらしい。
「でも夢は雲にたまるまで長い時間がかかるから、夢雨が降るのは10年に1回と言われてて」
試しに外へ出ると雨が降っていた。でもいつもと違う。雨粒は虹色だった。驚いて雨粒に触れると、誰かがみた夢が頭の中に浮かび上がってくる。その夢は子供が雲の上で遊んでる夢だった。面白くなって色んな夢を見てると、僕が小説家となって本を書いてる夢があった。今は諦めてしまったけど、それは小さい頃からの夢だった。
「もう少し、頑張ってみようかな」
僕に夢をくれた10年後の夢雨に期待して。
ファンタジー
公開:24/10/06 15:31
以前のアカウントにログインできなくなったので、新しく作りました!!
中1です。
ショートショート大好きです。
のんびり投稿します!
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