見せたい仮装

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「今年のハロウィンの衣装は私に任せろ!」と自信満々な彼女。どうやら、俺の分の衣装も用意してくれるらしい。
正直、俺はハロウィンなんてものに興味はない。だけど愛する彼女の為だ。コスプレでも何でも付き合うとしよう。
彼女が俺の為に用意してくれた衣装は白のスーツだった。びしっと決まっている。執事キャラが好きな彼女らしい選択。
彼女はと言うとウェディングドレスに身を包んでいた。コスプレにしてはちょっとやり過ぎじゃないか?
「ハロウィンってね、死者のお祭りが起源なんだ。だから私、天国にいる大切な人達に見てもらいたくて、これを着たんだ。私はコスプレをしているつもりはないよ…まあ確かに、ちょっと気は早いかもだけどね」
彼女の言う大切な人達…そこには俺の両親も含まれているのだろう。
それじゃ猶更、コスプレ感を出せないじゃないか…
俺はスーツの襟を正すと、少し早いけど彼女に跪き、その左手薬指に指輪を嵌めた。
公開:24/09/26 21:06
少し早いけどハッピーハロウィン

幸運な野良猫

yahoo!サーバーに問題が発生したらしく2022年9月1日より2週間入れなかったので新規にアカウント取得。
半年以上毎日Yahoo!IDでログインを試みるも、現在進行形でログインできない状態です。#EY003って何だ?
運営に報告するも、ずっと無視されております。自動応答メールだけが返ってくる…1年経過で、もう諦めた…

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