大相撲・臭い場所

「本日もやって参りました。今回はどのような取り組みが見られるのでしょう？」

「圧巻ですね」
『今期のカメムシ臭関は絶好調。手のひらという土俵から一度も降りていません』
「石鹸関、手泡関、酒精除菌関…多くの力士がカメムシ臭に挑むも土俵の外へと追いやられる！」
『さすが臭い界の横綱・カメムシ臭。天下一のにおわせ。一度でも土俵にそのニオイをつけると中々消えません』
「そんな中、ラベンダーの香水関の登場だ！こちらも臭い界では知らぬ人がいない強烈な香り！２人土俵でがっぷり四つ！二つの臭いが入り混じって手のひらに残った残った！」
『二人が粘れば粘る程、土俵は異様な臭いに後戻りできなくなっていきます』
「でもやっぱり勝つのはカメムシ臭関！ラベンダー臭を押し出した！」
『ラベンダー臭は残り香を置いていくとは粋ですね』

「本日も見事な取り組みでした。次回はお気にの服にカメムシが！場所でお会いしましょう」