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ドーン、ドーンと花火の音が今年も鳴り響く。
「来年は見れないね」
なんだよ、悲しい話かい?
「うん、そうだね」
なんだよ、さっきまで人目を盗んではお前ら抱き合っていたじゃないか。
「うん、残念だけど」
「うん」
どういうことだい?別れちまうのかい?
「きっと私、来年の今頃は泣いているよ」
なんだい?ちょっと大丈夫かい?おい!男、女を泣かせるなよ。
「ごめんな、勝手に決めて」
なんだよ、切ないな。女、大丈夫か。
「あー来年は夏が冬かー」
おい、男、おかしいこと言い始めたぞ。
「そうだね、南半球だもんね」
なんだよ、そういう事か。
「毎日連絡するよ」
そうしろ、そうしてやれ。
「うん、絶対だよ」
おー熱いね。俺も熱くなってきた。
あっ俺が誰だって?
俺?しがない公園のベンチですが、
何か?
「来年は見れないね」
なんだよ、悲しい話かい?
「うん、そうだね」
なんだよ、さっきまで人目を盗んではお前ら抱き合っていたじゃないか。
「うん、残念だけど」
「うん」
どういうことだい?別れちまうのかい?
「きっと私、来年の今頃は泣いているよ」
なんだい?ちょっと大丈夫かい?おい!男、女を泣かせるなよ。
「ごめんな、勝手に決めて」
なんだよ、切ないな。女、大丈夫か。
「あー来年は夏が冬かー」
おい、男、おかしいこと言い始めたぞ。
「そうだね、南半球だもんね」
なんだよ、そういう事か。
「毎日連絡するよ」
そうしろ、そうしてやれ。
「うん、絶対だよ」
おー熱いね。俺も熱くなってきた。
あっ俺が誰だって?
俺?しがない公園のベンチですが、
何か?
ファンタジー
公開:24/09/21 15:35
更新:24/09/22 00:03
更新:24/09/22 00:03
本が好きです。
お母さんです。
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