泡太郎
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ある日、おばあさんが川で洗濯をしていると、川上から大きな泡が流れてきました。
特に興味を引かれなかったおばあさんが無視して洗濯を続けていると、泡がぱちんと弾け、中から全裸の成人男性が現れました。
男は必死で川岸まで泳ぎ着くと、おばあさんに詰め寄りました。
「どうして無視したんですか?」
厄介な男に絡まれたおばあさんは、適当な理由を言ってあしらおうとしました。しかし、男がやいのやいのとあまりにしつこく絡んでくるので、いい加減頭にきたおばあさんは、得意の骨法で男のみぞおちに強烈な一撃を叩き込みました。
男は「ぐぎゅ」と変な声を絞り出すと、ばたんと倒れこみ、泡を吹いて気絶してしまいました。
以来、その技にほれ込んだ男は、おばあさんに付き従うようになりました。
男は、何かあるたびにみぞおちに一撃くらっては泡を吹いて気絶していたので、周囲から「泡太郎」と呼ばれるようになったとかならなかったとか。
特に興味を引かれなかったおばあさんが無視して洗濯を続けていると、泡がぱちんと弾け、中から全裸の成人男性が現れました。
男は必死で川岸まで泳ぎ着くと、おばあさんに詰め寄りました。
「どうして無視したんですか?」
厄介な男に絡まれたおばあさんは、適当な理由を言ってあしらおうとしました。しかし、男がやいのやいのとあまりにしつこく絡んでくるので、いい加減頭にきたおばあさんは、得意の骨法で男のみぞおちに強烈な一撃を叩き込みました。
男は「ぐぎゅ」と変な声を絞り出すと、ばたんと倒れこみ、泡を吹いて気絶してしまいました。
以来、その技にほれ込んだ男は、おばあさんに付き従うようになりました。
男は、何かあるたびにみぞおちに一撃くらっては泡を吹いて気絶していたので、周囲から「泡太郎」と呼ばれるようになったとかならなかったとか。
ファンタジー
公開:24/09/01 21:35
泡
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