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会社が運営する屋外イベントで熱中症対策が問題になった。大型ファンやミスト等を導入するにも会場が広すぎてコストがかかる。
そこで僕達人事部はイベント当日に働いてもらえる雪女を採用することにしたのだった。
「課長!採用面接始まります」
「すぐ行く」
だけど面接会場に足を踏み入れた僕は驚きのあまり硬直してしまった。
「み、美月?」
面接に来ていたのは娘の美月だった。
「お前雪女だったのか!?」
「そうだよ?パパ気付いてなかったの?」
あっけらかんとする娘に僕は戸惑ってしまう。
「ということは母さんも?」
「そう。ママが生粋の雪女で私はハーフだよ」
まさかの事実判明に頭がくらくらした。どうして今まで気付かなかったんだろう。
「美月も母さんも雪女の片鱗を見せなかったじゃないか…」
頭を抱える僕を見て美月は笑った。
「パパが寒いギャグ言うたびに冷たい風吹かせてたのに、気付いてなかったなんてウケる!」
そこで僕達人事部はイベント当日に働いてもらえる雪女を採用することにしたのだった。
「課長!採用面接始まります」
「すぐ行く」
だけど面接会場に足を踏み入れた僕は驚きのあまり硬直してしまった。
「み、美月?」
面接に来ていたのは娘の美月だった。
「お前雪女だったのか!?」
「そうだよ?パパ気付いてなかったの?」
あっけらかんとする娘に僕は戸惑ってしまう。
「ということは母さんも?」
「そう。ママが生粋の雪女で私はハーフだよ」
まさかの事実判明に頭がくらくらした。どうして今まで気付かなかったんだろう。
「美月も母さんも雪女の片鱗を見せなかったじゃないか…」
頭を抱える僕を見て美月は笑った。
「パパが寒いギャグ言うたびに冷たい風吹かせてたのに、気付いてなかったなんてウケる!」
公開:24/09/01 14:31
山吹橙子(やまぶきとうこ)と申します。趣味で小説にチャレンジ中の会社員です。
楽しい話が書きたくて日々精進しています。
ど素人のひよっこですがよろしくお願いします!
※コメント下手ゆえ、⭐︎の押し逃げをすることがあります。お許しください。
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