4
2
「若井〜」
「はい」
「明日から夏休みなのに高野が休んでるんだ。このテキスト家まで届けてくれないか?」
「わかりました、同じ町なんで帰りに寄ります」
僕は先生からテキストを受け取った。
「若井君」
「はい」
次に話しかけてきたのは隣のクラスの先生。
「D組の佐竹さんの分もいいかな。ミヤマ町なんだけど」
「あ、はい」
ミヤマ町は隣町なんだけどな、と思いつつも僕は封筒を受け取った。
「若井君!」
「はい」
帰ろうとしたら今度は別のクラスの先生に呼び止められた。
「松田君の家まで届けて欲しい物があって」
「松田君って確か…」
「そう、お寺の子」
あのお寺、山の上にあるんだけど…
僕はついイラッとして言い返してしまった。
「なんで僕にばっかり届け物を頼んでくるんですか!?」
先生は呆れながら即答した。
「校則違反してるからだよ。嫌ならヘリコプター通学をすぐにやめなさい」
「はい」
「明日から夏休みなのに高野が休んでるんだ。このテキスト家まで届けてくれないか?」
「わかりました、同じ町なんで帰りに寄ります」
僕は先生からテキストを受け取った。
「若井君」
「はい」
次に話しかけてきたのは隣のクラスの先生。
「D組の佐竹さんの分もいいかな。ミヤマ町なんだけど」
「あ、はい」
ミヤマ町は隣町なんだけどな、と思いつつも僕は封筒を受け取った。
「若井君!」
「はい」
帰ろうとしたら今度は別のクラスの先生に呼び止められた。
「松田君の家まで届けて欲しい物があって」
「松田君って確か…」
「そう、お寺の子」
あのお寺、山の上にあるんだけど…
僕はついイラッとして言い返してしまった。
「なんで僕にばっかり届け物を頼んでくるんですか!?」
先生は呆れながら即答した。
「校則違反してるからだよ。嫌ならヘリコプター通学をすぐにやめなさい」
その他
公開:24/08/20 22:47
更新:24/09/17 12:36
更新:24/09/17 12:36
山吹橙子(やまぶきとうこ)と申します。趣味で小説にチャレンジ中の会社員です。
楽しい話が書きたくて日々精進しています。
ど素人のひよっこですがよろしくお願いします!
※コメント下手ゆえ、⭐︎の押し逃げをすることがあります。お許しください。
ログインするとコメントを投稿できます