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昨夜は泥酔してしまい寝過ごした。慌てて枕元にあった黒縁の眼鏡を掛けて駅に走った。
何とか間に合いホームに着くと、深呼吸する間も無く列車が来た。
車内の人達はいつもと違う顔ぶれだ。子供もいるし老人もおり変だなーと思いつつ横にいたサラリーマン風の男に声を掛けた。
すみません、これは◯◯行きですよねと訪ねたが、聞こえていないのか下を向いたままで返事も無い。もう一度大声で訪ねたがやはり見向きもしてくれない。
私はムキになりもう一方の隣の老人にも訪ねた。やはり返事は無く私の方を見ようともしない。孫らしき子供とは話をしているのに。
私は窓の外を見るともう一本の列車が並行して走っている。
私は間違った列車に乗ったのか心配になったが、暫くしていつもの駅に着きドアーが開きホットして降りた。
でもそこはホームではなく私の部屋の中だ。目覚ましが鳴っている、その横にはいつもの私の銀縁の眼鏡が置いてあった。
何とか間に合いホームに着くと、深呼吸する間も無く列車が来た。
車内の人達はいつもと違う顔ぶれだ。子供もいるし老人もおり変だなーと思いつつ横にいたサラリーマン風の男に声を掛けた。
すみません、これは◯◯行きですよねと訪ねたが、聞こえていないのか下を向いたままで返事も無い。もう一度大声で訪ねたがやはり見向きもしてくれない。
私はムキになりもう一方の隣の老人にも訪ねた。やはり返事は無く私の方を見ようともしない。孫らしき子供とは話をしているのに。
私は窓の外を見るともう一本の列車が並行して走っている。
私は間違った列車に乗ったのか心配になったが、暫くしていつもの駅に着きドアーが開きホットして降りた。
でもそこはホームではなく私の部屋の中だ。目覚ましが鳴っている、その横にはいつもの私の銀縁の眼鏡が置いてあった。
ファンタジー
公開:24/08/20 10:33
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