オバケ
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オバケ「じゃーん。はーい、オバケです。」
新しい住人「えっ?オバケ?ホンモノ?」
オバケ「ホンモノで~す。」
住人「この部屋、事故物件だもんね。まあ超格安だったし。やっぱりオバケ出るよね~。で、どうしたらいい?」
オバケ「え~と。一応、驚いてくれると、ありがたいんですが。」
住人「え~、きついって。もうこんなに普通に喋っちゃってから、驚くのは。」
オバケ「そこをなんとか。お願いします。ウソでも良いんで。」
住人「しょうがないな~。やるよ。じゃあ、一旦消えて。で、もう一回出てきて。」
オバケ「消える?」
住人「そう。一旦消えて。じゃないと、さすがに驚けないよ。」
オバケ「はあ。で、どうやって、消えれば?」
住人「知らないよ。自分で考えてよ。」
オバケ「え~と。う~ん。」
そう言ったきりオバケは黙り込んでしまいました。
新しい住人「えっ?オバケ?ホンモノ?」
オバケ「ホンモノで~す。」
住人「この部屋、事故物件だもんね。まあ超格安だったし。やっぱりオバケ出るよね~。で、どうしたらいい?」
オバケ「え~と。一応、驚いてくれると、ありがたいんですが。」
住人「え~、きついって。もうこんなに普通に喋っちゃってから、驚くのは。」
オバケ「そこをなんとか。お願いします。ウソでも良いんで。」
住人「しょうがないな~。やるよ。じゃあ、一旦消えて。で、もう一回出てきて。」
オバケ「消える?」
住人「そう。一旦消えて。じゃないと、さすがに驚けないよ。」
オバケ「はあ。で、どうやって、消えれば?」
住人「知らないよ。自分で考えてよ。」
オバケ「え~と。う~ん。」
そう言ったきりオバケは黙り込んでしまいました。
ホラー
公開:24/08/15 18:54
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時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。
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