スピード違反のおばあさん
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小学6年生の太一は、直人と二人で下校していた。
横断歩道で信号待ちをしていると、車道の後ろから大きな排気音が聞こえてきた。
「なんだ!?」
キキイッ!
赤いスポーツカーが、信号の手前の停止線を少し越えたところで急停止した。
運転していたのは白髪交じりのおばあさんだ。
「おどろかせてごめんなさいねえ」
おっとりした態度のおばあさんに、太一はムッとした。
「おばあさん、スピードに気をつけて運転しなくちゃだめだよ」
「はい、気をつけますね」
信号が青に変わり、おばあさんは走り去っていった。
その様子を見ていた直人は、何やらけげんそうな表情をしていた。
「あのおばあさん、走っていくとき怖い顔をしていたよ」
太一は、横断歩道の先で直人と別れて、自分の家に向かった。
しばらく歩くと、後ろから聞き覚えのある排気音が聞こえた。
振り向くと、赤いスポーツカーがまっすぐ太一に突っ込んでくるところだった。
横断歩道で信号待ちをしていると、車道の後ろから大きな排気音が聞こえてきた。
「なんだ!?」
キキイッ!
赤いスポーツカーが、信号の手前の停止線を少し越えたところで急停止した。
運転していたのは白髪交じりのおばあさんだ。
「おどろかせてごめんなさいねえ」
おっとりした態度のおばあさんに、太一はムッとした。
「おばあさん、スピードに気をつけて運転しなくちゃだめだよ」
「はい、気をつけますね」
信号が青に変わり、おばあさんは走り去っていった。
その様子を見ていた直人は、何やらけげんそうな表情をしていた。
「あのおばあさん、走っていくとき怖い顔をしていたよ」
太一は、横断歩道の先で直人と別れて、自分の家に向かった。
しばらく歩くと、後ろから聞き覚えのある排気音が聞こえた。
振り向くと、赤いスポーツカーがまっすぐ太一に突っ込んでくるところだった。
ホラー
公開:24/08/15 09:19
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