海とあぶく

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夏と言えば海だ 青い空に白い雲
カンカン照りの太陽はそれだけで僕たちの夏を加速させる
波打ち際に立ち足首まで波にさらす
寄せては返す波 時折強く僕を揺らす
ほんの少し海を身体で感じながら
この海は地球すべての海に繋がってるんだと想いを馳せてみる
ふと視線を足元に向けると波打ち際に起る白い泡
シュワシュワと音を立てる様はまるで炭酸のようだ
さっきまで地球と海を感じていた僕の頭の中は途端に現実さながら炭酸でいっぱいになる
照りつけるジリジリとした太陽の陽射しを目一杯感じて汗が噴き出す 
喉はカラカラになり生唾をゴクリと飲み込む こうなるともうダメだ
僕は海に駆け出し身体を放り出す
全身で海を感じながら泳ぎだす
それはまるで海と戯れてるかのような
子供が大人と遊んでいる時の無邪気さで
きっと身体もわかってるんだ僕の企みを
白い泡のあの飲み物をどうやって美味しく頂いてやろうかってっいう僕の魂胆を…
その他
公開:24/08/09 21:30

icchi

頭の中に浮かんでは消える意味のない想いのようなものを成仏させてあげたくて書いてます

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