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歩いていてふと上を見上げた。高いビルに囲まれた古ぼけた低いビル。劣化が塗装に現れ物悲しさを醸し出している。
「……人?」
人影が見えた。女の様だった。屋上。飛び降りかと一瞬頭をかすめたが、側を通る人が同じ様に見上げ、怪訝そうに私を見て去っていく。その人に目を向け再度見上げたが影はもうなかった。
バスに乗り目的地を目指す。すれ違った対向車線のバスに女性がおり、なんとなく目で追った。
「……あれ?」
商談先に入ろうとした時、バスの女性が歩いてくるのが見えた気がした。約束の時間も差し迫っていたのでビルに入る。
商談後は昼飯を取ろうと駅ビルに入った。エスカレーターを登って行くと、さっきの女性が下りのエスカレーターに乗っている。
流石にギョッとした。すれ違いざまチラ見したが相手は私に気づいてないようだ。ホッと息をついて正面を向く。
「……うわぁぁっ!」
真正面。女が無表情に私を見ていた。
「……人?」
人影が見えた。女の様だった。屋上。飛び降りかと一瞬頭をかすめたが、側を通る人が同じ様に見上げ、怪訝そうに私を見て去っていく。その人に目を向け再度見上げたが影はもうなかった。
バスに乗り目的地を目指す。すれ違った対向車線のバスに女性がおり、なんとなく目で追った。
「……あれ?」
商談先に入ろうとした時、バスの女性が歩いてくるのが見えた気がした。約束の時間も差し迫っていたのでビルに入る。
商談後は昼飯を取ろうと駅ビルに入った。エスカレーターを登って行くと、さっきの女性が下りのエスカレーターに乗っている。
流石にギョッとした。すれ違いざまチラ見したが相手は私に気づいてないようだ。ホッと息をついて正面を向く。
「……うわぁぁっ!」
真正面。女が無表情に私を見ていた。
ホラー
公開:24/08/11 09:52
更新:24/08/11 09:53
更新:24/08/11 09:53
ぽんずとかねぎとか薬味と調味料。
(たまに作品整理をします。整理したSSはNovelDays等にあります)
http://lit.link/misonegi
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