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小学校の昼休み、友だちと高鬼をする。
鬼から逃れ高い所を目指しているうちに、見知らぬ場所へ来ていた。
綿あめみたいな絨毯が広がっている。
絨毯の隙間から下を覗くと、学校が小さく見えた。
「うわ、空の上だ。どうやって帰ろう」
困っていると声がした。良かった、誰かいるんだ。
喜んだのも束の間、とっさに雲の隙間に隠れた。
二匹の鬼がいた。まさか高鬼が本物の鬼に?
その鬼は連太鼓を背負い、バチを手にした。
「カミナリ鬼だ!」
つい、声に出る。
一匹の鬼が近づいてきた。
「人間の子どもだな?」
おへそを押さえながら頷く。
「へその代わりになんか寄こせ」
ポケットの中のビー玉を渡した。
稲光の滑り台に乗って、地上へ帰してもらった。
保健室で目が覚めた。
高鬼をしていて滑り台から落ちたということだった。
夢か・・・
外では雷が鳴り、虹色の稲妻が光る。
ポケットを探る。
虹色のビー玉がない。
鬼から逃れ高い所を目指しているうちに、見知らぬ場所へ来ていた。
綿あめみたいな絨毯が広がっている。
絨毯の隙間から下を覗くと、学校が小さく見えた。
「うわ、空の上だ。どうやって帰ろう」
困っていると声がした。良かった、誰かいるんだ。
喜んだのも束の間、とっさに雲の隙間に隠れた。
二匹の鬼がいた。まさか高鬼が本物の鬼に?
その鬼は連太鼓を背負い、バチを手にした。
「カミナリ鬼だ!」
つい、声に出る。
一匹の鬼が近づいてきた。
「人間の子どもだな?」
おへそを押さえながら頷く。
「へその代わりになんか寄こせ」
ポケットの中のビー玉を渡した。
稲光の滑り台に乗って、地上へ帰してもらった。
保健室で目が覚めた。
高鬼をしていて滑り台から落ちたということだった。
夢か・・・
外では雷が鳴り、虹色の稲妻が光る。
ポケットを探る。
虹色のビー玉がない。
その他
公開:24/08/08 17:56
更新:24/08/14 17:00
更新:24/08/14 17:00
最後まで読んでくださった方、感謝!
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