鳴き声とりかえっこ
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ある日。
庭の犬がチュンチュンと鳴き始めた。
それだけではない。
路地裏によくいる野良猫は、グワッグワッ、屋根にうずくまっている鳩はワンワン、空を悠々と飛んでいるとんびはクルックー…。
誰かが私の発明した「鳴き声とりかえ装置」をいじっているな。
犯人は…と、探していると、日当たりの良い縁側で弟が楽しそうに遊んでいた。
ん?その手に持っているものは…
「コラッ!返しなさい!」
私はぶいっと弟から装置を奪った。
その瞬間、
弟の口から、この世のどの生き物とも知らぬ、異様な“声”が響いた。
アンタ、誰?
庭の犬がチュンチュンと鳴き始めた。
それだけではない。
路地裏によくいる野良猫は、グワッグワッ、屋根にうずくまっている鳩はワンワン、空を悠々と飛んでいるとんびはクルックー…。
誰かが私の発明した「鳴き声とりかえ装置」をいじっているな。
犯人は…と、探していると、日当たりの良い縁側で弟が楽しそうに遊んでいた。
ん?その手に持っているものは…
「コラッ!返しなさい!」
私はぶいっと弟から装置を奪った。
その瞬間、
弟の口から、この世のどの生き物とも知らぬ、異様な“声”が響いた。
アンタ、誰?
SF
公開:25/02/07 22:49
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