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「おねーさん♪なにしてんの?」
竹下通りで金髪わんこ系男子に声をかけられたが、路面に視線を向けたまま反応せず、落としたらしいお気に入りのイヤリングを探す。残された片方のイヤリングが右耳で寂し気に揺れる。
「ねぇねぇ♪」
…しつこいなぁ。
「なに?」
「もしかして探し物〜?」
その通りなので頷くと、金髪わんこが「やっぱね♪」と笑顔全開になったので少し毒気を抜かれる。
「だったら上も探すといいよ〜♪」
そう言って金髪わんこが指差した方を見上げると、光る蜘蛛の巣があちこちに見えた。
「え、あれ…金髪?」
よく見ると蜘蛛の巣は金髪でできているらしく、ネイルストーンでデコられているものまである。
「そーだよ♪ここの蜘蛛はお洒落さんだからさ、人間の落としたキラキラで派手派手な巣を作るの♪面白いよねぇ〜」
……あった!!
私の蝶のイヤリングが、まんまと金髪の蜘蛛の巣に捕まっている!
竹下通りで金髪わんこ系男子に声をかけられたが、路面に視線を向けたまま反応せず、落としたらしいお気に入りのイヤリングを探す。残された片方のイヤリングが右耳で寂し気に揺れる。
「ねぇねぇ♪」
…しつこいなぁ。
「なに?」
「もしかして探し物〜?」
その通りなので頷くと、金髪わんこが「やっぱね♪」と笑顔全開になったので少し毒気を抜かれる。
「だったら上も探すといいよ〜♪」
そう言って金髪わんこが指差した方を見上げると、光る蜘蛛の巣があちこちに見えた。
「え、あれ…金髪?」
よく見ると蜘蛛の巣は金髪でできているらしく、ネイルストーンでデコられているものまである。
「そーだよ♪ここの蜘蛛はお洒落さんだからさ、人間の落としたキラキラで派手派手な巣を作るの♪面白いよねぇ〜」
……あった!!
私の蝶のイヤリングが、まんまと金髪の蜘蛛の巣に捕まっている!
その他
公開:25/02/07 07:53
作品を開いてくださりありがとうございました~。
もし気が向いたら、また遊びに来てください♪
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