140字小説「長い話」

「私ね、話が長い人ってどうしても嫌いなのよねぇ！大抵長い割に大した話じゃないから、聞く方は時間取られるだけで最悪じゃない？嫌よねぇー…あ！この間もね…」
　もう50分。私は愛想笑いを浮かべ、蚊に食われながらご近所さんの話を聞いている。はぁ…話が長い人って、どうしても嫌いなのよね。


※こちらは140字小説コンテスト「季節の星々(秋)」で投稿していたものです。落選作品。