13
7
俺は飼猫でいるのに飽きてしまった。背中を撫でられたり、膝の上に乗せられてジッとしているのが嫌になった。
或夜家出した、首飾は邪魔だけど野良猫になった。家出前に三日分は食い溜めし暫くは食べる心配も無い。
飼主は良く食べるのねと、猫撫声で言い喜んでいたがフンだ!
家出一日目思切り野山を走り回った。二日目野良猫の仲間入りをしようと皆の中に入ってみた。俺の首飾りを見て、仲間には相応しく無いヤワな野郎だと言って喧嘩になった。
傷だらけで野原で倒れていると、男が見付け彼の家へ運び込み手当をしてくれた。俺は折角自由になったのに人の世話を受ける生活に逆戻りだ、何時か又家出してやる!
大事にされる度に唸声を挙げ、牙を剥いた。彼は俺に接しながら何かを造っている芸術家だった。完成した作品を牙を剥いた猫と題を付け展覧会に出した。一等賞を取り彼と俺は有名になった。俺は彼の家に住み、野良猫集団にも認知され今は幸福だ。
或夜家出した、首飾は邪魔だけど野良猫になった。家出前に三日分は食い溜めし暫くは食べる心配も無い。
飼主は良く食べるのねと、猫撫声で言い喜んでいたがフンだ!
家出一日目思切り野山を走り回った。二日目野良猫の仲間入りをしようと皆の中に入ってみた。俺の首飾りを見て、仲間には相応しく無いヤワな野郎だと言って喧嘩になった。
傷だらけで野原で倒れていると、男が見付け彼の家へ運び込み手当をしてくれた。俺は折角自由になったのに人の世話を受ける生活に逆戻りだ、何時か又家出してやる!
大事にされる度に唸声を挙げ、牙を剥いた。彼は俺に接しながら何かを造っている芸術家だった。完成した作品を牙を剥いた猫と題を付け展覧会に出した。一等賞を取り彼と俺は有名になった。俺は彼の家に住み、野良猫集団にも認知され今は幸福だ。
ファンタジー
公開:25/02/09 10:42
ログインするとコメントを投稿できます