需要と供給
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夏、喪服の中年男が骨壷を抱えて歩いている。男はだらだら汗をかいている。
男は歩きながら、周りをキョロキョロ見回している。
男はゴミ捨て場を見つける。ゴミ捨て場には貼り紙がある。
《ここに遺骨を捨てないでください》
そう書かれている。男はため息をつき歩き始める。
男は公園の前を通りかかる。公衆トイレを見つける。
男は公衆トイレに向かう。貼り紙がある。
《ここに遺骨を流さないでください》
そう書かれている。男はため息をつき歩き始める。
男はリサイクルショップを見つける。貼り紙がある。
《遺骨買取不可》
男はため息をつき歩き始める。
男は汚い廃屋の前を通りかかる。貼り紙がある。
《いこつください。》
男は立ち止まり、廃屋の玄関の扉を開ける。
男は歩きながら、周りをキョロキョロ見回している。
男はゴミ捨て場を見つける。ゴミ捨て場には貼り紙がある。
《ここに遺骨を捨てないでください》
そう書かれている。男はため息をつき歩き始める。
男は公園の前を通りかかる。公衆トイレを見つける。
男は公衆トイレに向かう。貼り紙がある。
《ここに遺骨を流さないでください》
そう書かれている。男はため息をつき歩き始める。
男はリサイクルショップを見つける。貼り紙がある。
《遺骨買取不可》
男はため息をつき歩き始める。
男は汚い廃屋の前を通りかかる。貼り紙がある。
《いこつください。》
男は立ち止まり、廃屋の玄関の扉を開ける。
ホラー
公開:25/02/05 14:58
短い読み物を書いています。その他の短編→ https://tomokotomariko.hatenablog.com/
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