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「節分だからといって鬼に向かって豆を投げつけるのは豆まきハラスメントだ」という認識が広がり、豆まきが禁止された。
とはいえ鬼を祓わなければ邪気が溜まってしまう。暴力的にならずに鬼に豆をぶつける方法はないだろうか。検討の結果導入されたのが豆まきくす玉だった。豆を入れたくす玉を鬼に割らせて頭上から豆を浴びせるというものだ。
節分の日、さっそく鬼にくす玉の紐を引くよう仕向けた。
パカッ!バラバラバラ!
大量の豆が鬼の頭上から降りそそぐ。あたりはまるで豆の海だ。鬼は逃げていくどころか
「ははは、豆のシャワーだ」
と楽しんでいた。やはり豆まきくす玉は穏便すぎたようだ…
しかし家主がほうきとちりとりを鬼に押し付け「あんたも豆の掃除やりなさいよ」と無理やり片付けを手伝わせようとしたところ
「こんな大量の豆を?めんどくさい!」
と逃げていってしまったので、結果的に鬼の撃退には成功したのかもしれない。
とはいえ鬼を祓わなければ邪気が溜まってしまう。暴力的にならずに鬼に豆をぶつける方法はないだろうか。検討の結果導入されたのが豆まきくす玉だった。豆を入れたくす玉を鬼に割らせて頭上から豆を浴びせるというものだ。
節分の日、さっそく鬼にくす玉の紐を引くよう仕向けた。
パカッ!バラバラバラ!
大量の豆が鬼の頭上から降りそそぐ。あたりはまるで豆の海だ。鬼は逃げていくどころか
「ははは、豆のシャワーだ」
と楽しんでいた。やはり豆まきくす玉は穏便すぎたようだ…
しかし家主がほうきとちりとりを鬼に押し付け「あんたも豆の掃除やりなさいよ」と無理やり片付けを手伝わせようとしたところ
「こんな大量の豆を?めんどくさい!」
と逃げていってしまったので、結果的に鬼の撃退には成功したのかもしれない。
公開:25/01/29 12:54
更新:25/01/29 14:17
更新:25/01/29 14:17
山吹橙子(やまぶきとうこ)と申します。趣味で小説にチャレンジ中の平凡な会社員です。
楽しい話、ツッコミたくなる話が書けるよう日々精進しています。
ど素人のひよっこですがよろしくお願いします!
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