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「鬼は外。福は内」
ミカちゃんの家では、節分に豆まきをします。
「鬼は内。鬼は内」
ミカちゃんが言うと、お母さんがたしなめます。
「まじめにやらないと、本当に鬼が来るよ」
でも、そう言われるとますますふざけたくなります。
「鬼は内。大歓迎!」
その晩、ミカちゃんが自分の部屋に入ると、鬼が座っていました。
「歓迎してくれてありがとう。この金棒、プレゼントだよ」
「きゃあ、本当に鬼が来た!」
ミカちゃんは部屋を飛び出しました。
「ミカ、どうしたの?」
「お母さん、鬼が来た。本物だよ」
お母さんは部屋をのぞいて言いました。
「鬼なんていないよ。豆まきの時、あんなこと言ってたから変な夢見たのよ」
ミカちゃんが部屋に戻ると、誰もいません。でも、ベッドの上には、おみやげの小さな金棒が置かれていたのでした。
ミカちゃんは思いました。
(せっかく来てくれたのに、悪いことしちゃったな)
ミカちゃんの家では、節分に豆まきをします。
「鬼は内。鬼は内」
ミカちゃんが言うと、お母さんがたしなめます。
「まじめにやらないと、本当に鬼が来るよ」
でも、そう言われるとますますふざけたくなります。
「鬼は内。大歓迎!」
その晩、ミカちゃんが自分の部屋に入ると、鬼が座っていました。
「歓迎してくれてありがとう。この金棒、プレゼントだよ」
「きゃあ、本当に鬼が来た!」
ミカちゃんは部屋を飛び出しました。
「ミカ、どうしたの?」
「お母さん、鬼が来た。本物だよ」
お母さんは部屋をのぞいて言いました。
「鬼なんていないよ。豆まきの時、あんなこと言ってたから変な夢見たのよ」
ミカちゃんが部屋に戻ると、誰もいません。でも、ベッドの上には、おみやげの小さな金棒が置かれていたのでした。
ミカちゃんは思いました。
(せっかく来てくれたのに、悪いことしちゃったな)
ファンタジー
公開:25/02/01 18:15
更新:25/02/01 18:18
更新:25/02/01 18:18
老後の楽しみに、短いものを時々書いています。
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