バレないだろう
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夜、寝る前にぼーっとテレビを観ていたら、政府が作ったコマーシャルが流れ始めた。
「現在世界的に羊が不足しております」
眠りにつく少年の横に立っているスーツの男女が声を揃えて言う。
「寝る時は羊以外を数えましょう」
確かに最近、寝る前に数える羊が、疲れた顔をしていることが多かった気がする。
ネットで調べると、寝る時に羊を数える人々があまりにも増えすぎて、最近、羊が大量に過労死しているそうだ。
このままでは羊毛もとれないし、羊肉も食べられなくなるだろう。
今夜からは羊以外を数えて寝るか。
そう思ってベッドに入ったが、やはり羊でないとしっくりこない。
私一人が数えたところでバレないだろう。
そう思ったが、そう思った人々が大量にいたらしい。
数か月後、とうとう地球上から羊はいなくなり、人間は誰も眠れなくなった。
「現在世界的に羊が不足しております」
眠りにつく少年の横に立っているスーツの男女が声を揃えて言う。
「寝る時は羊以外を数えましょう」
確かに最近、寝る前に数える羊が、疲れた顔をしていることが多かった気がする。
ネットで調べると、寝る時に羊を数える人々があまりにも増えすぎて、最近、羊が大量に過労死しているそうだ。
このままでは羊毛もとれないし、羊肉も食べられなくなるだろう。
今夜からは羊以外を数えて寝るか。
そう思ってベッドに入ったが、やはり羊でないとしっくりこない。
私一人が数えたところでバレないだろう。
そう思ったが、そう思った人々が大量にいたらしい。
数か月後、とうとう地球上から羊はいなくなり、人間は誰も眠れなくなった。
ファンタジー
公開:25/01/23 21:35
短い読み物を書いています。その他の短編→ https://tomokotomariko.hatenablog.com/
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