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月神さまは、鏡をたくさん持っております。赤色、青色、黄金色。まんまる、半月、三日月型。
ある日、月姫さまは真っ白な鏡を持ち出して、こっそり遊んでおりました。ところがどうしたものか、鏡は地上へ落ちてしまい、月神さまは白い鏡を失くしてしまいました。
怒った月神さまは、「鏡を探してきなさい」と月姫さまに言いつけると、そのまま月から追い出してしまいました。
夜になると、月姫さまは地上を隅から隅へ、探し回ります。しかし、鏡が見つかることはありませんでした。
それもそのはず。
真昼の空に張り付いた、あの張りぼてのような月こそが、月神さまの失くしものなのですから。
ある日、月姫さまは真っ白な鏡を持ち出して、こっそり遊んでおりました。ところがどうしたものか、鏡は地上へ落ちてしまい、月神さまは白い鏡を失くしてしまいました。
怒った月神さまは、「鏡を探してきなさい」と月姫さまに言いつけると、そのまま月から追い出してしまいました。
夜になると、月姫さまは地上を隅から隅へ、探し回ります。しかし、鏡が見つかることはありませんでした。
それもそのはず。
真昼の空に張り付いた、あの張りぼてのような月こそが、月神さまの失くしものなのですから。
ファンタジー
公開:25/01/27 22:35
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