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寒い冬の朝、友人のヒロシと待ち合わせをしていた。
俺は白い息を吐きながら缶コーヒーで手を温めながら待っていた。
「悪い、寝坊した。」
顔を上げると、Tシャツと短パン姿のヒロシがいた。
「寒くないのか。」
ヒロシはニヤニヤしながら虹色の充電式カイロを見せた。
俺がそれって、、、と言いかけると「トコナツカイロだよ。」とヒロシが答えた。
これはスイッチを入れると常夏を味わえるカイロで人気のために品薄状態が続いている。
俺は羨ましくなって、ヒロシに貸して欲しいと何度も頼んだが相手にしてくれなかった。
そのうちにヒロシの顔が白く、唇が青くなって座り込み、体が氷のように冷たくなったので、慌てて救急車を呼んだ。
搬送先の病院の先生が「低体温症です、常夏気分になるだけで暖かくはならないのに、まったく、今日は何件目だ。」と言ってカイロのスイッチを切った。
俺は白い息を吐きながら缶コーヒーで手を温めながら待っていた。
「悪い、寝坊した。」
顔を上げると、Tシャツと短パン姿のヒロシがいた。
「寒くないのか。」
ヒロシはニヤニヤしながら虹色の充電式カイロを見せた。
俺がそれって、、、と言いかけると「トコナツカイロだよ。」とヒロシが答えた。
これはスイッチを入れると常夏を味わえるカイロで人気のために品薄状態が続いている。
俺は羨ましくなって、ヒロシに貸して欲しいと何度も頼んだが相手にしてくれなかった。
そのうちにヒロシの顔が白く、唇が青くなって座り込み、体が氷のように冷たくなったので、慌てて救急車を呼んだ。
搬送先の病院の先生が「低体温症です、常夏気分になるだけで暖かくはならないのに、まったく、今日は何件目だ。」と言ってカイロのスイッチを切った。
その他
公開:25/01/22 21:16
思うまま、感じたままに文章を書いています。
皆様に読んで頂けたら嬉しいです。
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