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友達のミサが不審者に襲われそうになったらしい。私はすごく心配したが本人はケロッとしていた。
「まじ防犯ウザー持っててよかったよ」
そう言って見せられたのは手のひらサイズのキーホルダー。ボタンを押すと最近自分が遭遇したウザい出来事を相手にお見舞いできる防犯グッズらしい。
「ボタン押したら不審者が一瞬ひるんだの。コンタクトがズレた・切った爪を裸足で踏んだっていう私のウザ体験を食らったみたいで。その間に逃げたんだ」
なるほど、それなりに効果はあるらしい。私は早速防犯ウザーを購入した。
防犯ウザーの出番は思いのほか早くやってきた。仕事帰り、夜道で見知らぬ男性に腕を掴まれたのだ。
「きゃっ」
私は咄嗟に防犯ウザーを押す。次の瞬間、しつこく食事に誘ってくる山田君が煙と共に出現した。
え!山田君役に立つの!?
一瞬戸惑ったが、山田君が不審者をしつこく誘って食事に行ってくれたので助かった。
「まじ防犯ウザー持っててよかったよ」
そう言って見せられたのは手のひらサイズのキーホルダー。ボタンを押すと最近自分が遭遇したウザい出来事を相手にお見舞いできる防犯グッズらしい。
「ボタン押したら不審者が一瞬ひるんだの。コンタクトがズレた・切った爪を裸足で踏んだっていう私のウザ体験を食らったみたいで。その間に逃げたんだ」
なるほど、それなりに効果はあるらしい。私は早速防犯ウザーを購入した。
防犯ウザーの出番は思いのほか早くやってきた。仕事帰り、夜道で見知らぬ男性に腕を掴まれたのだ。
「きゃっ」
私は咄嗟に防犯ウザーを押す。次の瞬間、しつこく食事に誘ってくる山田君が煙と共に出現した。
え!山田君役に立つの!?
一瞬戸惑ったが、山田君が不審者をしつこく誘って食事に行ってくれたので助かった。
公開:25/01/19 19:20
更新:25/01/20 08:06
更新:25/01/20 08:06
山吹橙子(やまぶきとうこ)と申します。趣味で小説にチャレンジ中の平凡な会社員です。
楽しい話、ツッコミたくなる話が書けるよう日々精進しています。
ど素人のひよっこですがよろしくお願いします!
※コメント下手ゆえ、⭐︎の押し逃げをすることがあります。お許しください。
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