天窓のある部屋
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大きな湖の傍にあるペンションに今年も冬がやってきた。
「大変申し訳ございません」
別の客が滞在中の部屋に旅人の予約を入れてしまったらしい。
その部屋には天窓が付いていてベッドで星空を見られるのが特徴だった。
そこへ色白の女性が声をかけてきた。どうやら彼女がその部屋に宿泊してるという。
「私が別の部屋に移りますよ。明日の朝早くに発つので」
「でも…」
結局、厚意に甘えて旅人は天窓の部屋に宿泊することに。
その日の夜、先ほどの女性が訪ねてきた。
「少しだけ星空を見せてもらってもいいですか?」
二人はベッドに仰向けになって星空を見つめた。
「私、毎年湖には来るんですけれどここに泊ったことはなくて、この天窓がずっと気になっていたんです」
暫く星空を眺めていたが旅人はいつのまにか眠ってしまっていた。
翌朝、目覚めると隣に女性はおらず、朝日が差し込む天窓を見上げると白鳥の群れが飛び去って行った。
「大変申し訳ございません」
別の客が滞在中の部屋に旅人の予約を入れてしまったらしい。
その部屋には天窓が付いていてベッドで星空を見られるのが特徴だった。
そこへ色白の女性が声をかけてきた。どうやら彼女がその部屋に宿泊してるという。
「私が別の部屋に移りますよ。明日の朝早くに発つので」
「でも…」
結局、厚意に甘えて旅人は天窓の部屋に宿泊することに。
その日の夜、先ほどの女性が訪ねてきた。
「少しだけ星空を見せてもらってもいいですか?」
二人はベッドに仰向けになって星空を見つめた。
「私、毎年湖には来るんですけれどここに泊ったことはなくて、この天窓がずっと気になっていたんです」
暫く星空を眺めていたが旅人はいつのまにか眠ってしまっていた。
翌朝、目覚めると隣に女性はおらず、朝日が差し込む天窓を見上げると白鳥の群れが飛び去って行った。
ファンタジー
公開:25/01/13 20:45
更新:25/01/13 20:50
更新:25/01/13 20:50
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