冬空にムーミン

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太陽は どこかへ 行ってしまって
もう姿を あらわすことはないのよ
なんて思ってしまうくらい
朝から くもっている

それが 冬らしくって
寒いこういった日には
お似合いの空で

あまいミルクティーを飲みながら
ムーミンを想う

わたしが あれこれ
ムーミンのことを
想ってみたところで
ムーミンは
わたしのことなんて
少しも知らないのだ

それはそうだ
わたしは 想うだけで
しっかりと 気持ちを
伝えてなんて いないから

伝えてみたところで
ムーミンは 困るだけだろう

それでも
ムーミンのことを
想う

ごはんを食べる
充たされる

空が晴れてきた

おなかが充たされたからか
空が晴れてきたからなのか
はたまた そうなることに
なっていたからなのか
いつのまにか
ムーミンへの想いも
どこかへと
消えてしまった
その他
公開:25/01/11 08:10
更新:25/01/11 18:59

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