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僕は魔法が使える。
ある日神様に、僕を魔法使いにしてくださいとお願いした。すると神様はお安い御用だと、僕を魔法使いにしてくれた。でも魔法を使えるのは1回だけ、いざという時まで大事にとっておけと言われた。
友達は僕を「嘘つき」と呼ぶ。
魔法を見せろと言う。
でもダメなんだ、いざって時じゃなきゃ。
でも、なかなかそのいざって時が来ない。
遅刻回避に空を飛ぶ?違う。
「早起きしなさい!」ってママが怒るだけ。
好きな子の心を覗く?違う。
そこは魔法に頼らない。
魔法が使える証拠はどこにもない。
僕は本当に魔法使いなのかな。
神様が言う。
「君が魔法を使う日は君が魔法を使えなくなる日でもある」
魔法があるから、僕はなんだってできる。そう思ってる。そう思えるからこそ、いざって時に頑張れる。だから今は魔法はかけなくていい。それが僕を勇気づける魔法だから。
だから僕は今日も魔法が使えない。
ある日神様に、僕を魔法使いにしてくださいとお願いした。すると神様はお安い御用だと、僕を魔法使いにしてくれた。でも魔法を使えるのは1回だけ、いざという時まで大事にとっておけと言われた。
友達は僕を「嘘つき」と呼ぶ。
魔法を見せろと言う。
でもダメなんだ、いざって時じゃなきゃ。
でも、なかなかそのいざって時が来ない。
遅刻回避に空を飛ぶ?違う。
「早起きしなさい!」ってママが怒るだけ。
好きな子の心を覗く?違う。
そこは魔法に頼らない。
魔法が使える証拠はどこにもない。
僕は本当に魔法使いなのかな。
神様が言う。
「君が魔法を使う日は君が魔法を使えなくなる日でもある」
魔法があるから、僕はなんだってできる。そう思ってる。そう思えるからこそ、いざって時に頑張れる。だから今は魔法はかけなくていい。それが僕を勇気づける魔法だから。
だから僕は今日も魔法が使えない。
ファンタジー
公開:25/01/12 12:03
更新:25/01/12 12:05
更新:25/01/12 12:05
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