はく車

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 テクノロジーが進化すると製品は小さくなる。それは、車も同じ。これまで人が乗るものだった車は、人が履くものとなった。
 小さくなると置き場所にも困らない。靴箱にしまえるわけだから、車庫証明もいらなくなる。なんといっても一番の利点は、考えただけで勝手に動き出し、目的地に連れて行ってくれる。もちろん、ナビ機能もついているので、最短ルートを選択してくれる。しかし困ったことに、2つの目的地で迷ってしまうと、左右の車が違う目的地を認識してしまう。
 もうお分かりだろう、左右の足は別の方に引っ張られ、股がさけてしまう。これは何としも、さけなければならない。
その他
公開:24/12/31 13:55

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