本来の姿
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「ワンワン。宇宙人です。なにか問題あります?」
「宇宙人だよね?なんで犬?」
「犬型の宇宙人は、おキライ?かわいいでしょ?」
「かわいいけど。っていうか、明らかに着てるよね。」
「ええ。着てますよ。犬型宇宙服(地球用)を。」
「やっぱ本来の姿じゃないよね。悲しいな。友好関係結びたくて来たんでしょ?なら、ちゃんと〈素〉の姿で来ないと。」
「だって引くでしょ?」
「引かないよ。」
「ホントに?」
「ホント。地球人は高度な知能、文明を持っているのだよ。人を見た目で判断したりしないよ。ねっ。だからその宇宙服、脱ごうよ。」
「結構、グロいんだけど、大丈夫かな~。」
「大丈夫。ホラッ、脱いで。」
「じゃあ、失礼して。」
宇宙人は犬型宇宙服を脱いだ。その時を待っていた地球人は殺宇宙人剤を宇宙人に向けて噴射した。たちまち宇宙人はその場に崩れ落ちた。
「あ~。良かった。効いた効いた。っていうか、グロッ。」
「宇宙人だよね?なんで犬?」
「犬型の宇宙人は、おキライ?かわいいでしょ?」
「かわいいけど。っていうか、明らかに着てるよね。」
「ええ。着てますよ。犬型宇宙服(地球用)を。」
「やっぱ本来の姿じゃないよね。悲しいな。友好関係結びたくて来たんでしょ?なら、ちゃんと〈素〉の姿で来ないと。」
「だって引くでしょ?」
「引かないよ。」
「ホントに?」
「ホント。地球人は高度な知能、文明を持っているのだよ。人を見た目で判断したりしないよ。ねっ。だからその宇宙服、脱ごうよ。」
「結構、グロいんだけど、大丈夫かな~。」
「大丈夫。ホラッ、脱いで。」
「じゃあ、失礼して。」
宇宙人は犬型宇宙服を脱いだ。その時を待っていた地球人は殺宇宙人剤を宇宙人に向けて噴射した。たちまち宇宙人はその場に崩れ落ちた。
「あ~。良かった。効いた効いた。っていうか、グロッ。」
SF
公開:24/12/20 22:58
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時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。
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