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「はいっ!ポンポン麺でーす!」

応援団の太鼓みたいにドーンとカウンターに置かれた俺のポンポン麺。忙しい年末、午後からも頑張りたい時の昼飯は、やっぱこれに限るよなぁ~!

燃えるような真っ赤なスープ、極太ストレートな麺、分厚いチャーシュー、金メダルみたいに光る半熟玉子、バリッバリの海苔、ジャッキジャキなネギ……そして、煌びやかな金色のポンポン。応援の時とかにチアリーダーたちが使っているあのポンポンの小さいバージョンが、スープの中でフレーフレーと激しく揺れ、その熱い応援から出た白い湯気がメラメラと立ち昇っている。
俺はラーメンどんぶりに気合いを入れてパチンっと手を合わせ、応援団の熱烈な麵援に感謝を示してから、勢いよく箸を割った。

「いただきます!……あっっつ!!!!」

麺を啜るたびに舌がひりつくこの熱さっ!これだよ、これ~!
ポンポン麺の応援熱は食べきるまで冷めることがない。
その他
公開:24/12/14 10:05

ネモフィラ(花笑みの旅人)( 気の向くまま )

読んでくれてありがとう!

寒い季節になったから、気が向いた時にふらりと立ち寄ってゆるーく投稿しています。(基本的に予約投稿)

※28日以降、年末年始はガーデンへの訪問をお休みさせて頂きます。
今年もありがとうございました、よいお年を!

 

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