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「よし、もうそろそろかな。」読んでいた本を閉じて立ち上がる。ドアを勢いよく開け放った瞬間、コートを着てこなかったことを後悔した。でも、まあいい。寒さなど、私には関係ないのだから。北風が吹きつける中、私は迷わずフェンスに向かって足を進める。フェンスに足を掛けた私は、夜の暗闇に飛び込んだ。
昨夜、あるマンションの屋上で飛び降り自殺があった。世間は、その話題で持ちきりだ。飛び降りたのは、そのマンションに住んでいる女子高生だったそうだ。
そのころ、ひとけのない山道に座りこんでいる人影があった。
「あー、屋上に出たとき寒いって思ったんだから、コート着てくれば良かったー。私ってほんとドジだなぁ。そういえば、飛んでくるのにだいぶ時間かかったけど今何時かなぁ?」
そう、彼女は、空を飛ぶことができる。
そして、昨夜母と喧嘩をした彼女は、フェンスに足をかけて空へ飛びたち、この森に来たのだった。
昨夜、あるマンションの屋上で飛び降り自殺があった。世間は、その話題で持ちきりだ。飛び降りたのは、そのマンションに住んでいる女子高生だったそうだ。
そのころ、ひとけのない山道に座りこんでいる人影があった。
「あー、屋上に出たとき寒いって思ったんだから、コート着てくれば良かったー。私ってほんとドジだなぁ。そういえば、飛んでくるのにだいぶ時間かかったけど今何時かなぁ?」
そう、彼女は、空を飛ぶことができる。
そして、昨夜母と喧嘩をした彼女は、フェンスに足をかけて空へ飛びたち、この森に来たのだった。
ファンタジー
公開:24/12/13 21:09
この物語が1作目です!!
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