ミスシャーペン
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あ、間違えた。
「こんな所も間違えるなんて、まだまだ勉強が足りないんじゃないの?」とシャーペン。
「分かってるよ」と俺。
一人と一本、部屋の中で淡々と課題をこなしていく。
最近買ったこいつは「ミスシャーペン」。よく行く文具屋で目を付けられ、今に至った。最初は驚いたが、問題の解説は的確で分かりやすいし、割と悪くないと思っている。一点、気の強いことを除いて。
また間違えた。
「ちょっと大丈夫?貴方最近―」
「分かってるよ!」
つい、大きな声で言い返してしまった。はっと気づいた時にはもう遅くて、ミスシャーペンは銀色のペン先に一筋の光を宿らせていた。
「ごめんなさい。でも私、貴方にどうしても合格してほしいの。だって貴方、こんな私を買ってくれたでしょう?私嬉しかったの。私に出来ることは何でもするわ。だから、貴方も一緒に頑張って」
そう言われて、俺は諦めていた第一志望に受かると決めた。
「こんな所も間違えるなんて、まだまだ勉強が足りないんじゃないの?」とシャーペン。
「分かってるよ」と俺。
一人と一本、部屋の中で淡々と課題をこなしていく。
最近買ったこいつは「ミスシャーペン」。よく行く文具屋で目を付けられ、今に至った。最初は驚いたが、問題の解説は的確で分かりやすいし、割と悪くないと思っている。一点、気の強いことを除いて。
また間違えた。
「ちょっと大丈夫?貴方最近―」
「分かってるよ!」
つい、大きな声で言い返してしまった。はっと気づいた時にはもう遅くて、ミスシャーペンは銀色のペン先に一筋の光を宿らせていた。
「ごめんなさい。でも私、貴方にどうしても合格してほしいの。だって貴方、こんな私を買ってくれたでしょう?私嬉しかったの。私に出来ることは何でもするわ。だから、貴方も一緒に頑張って」
そう言われて、俺は諦めていた第一志望に受かると決めた。
ファンタジー
公開:24/11/29 22:57
文房具
シャーペン
受験
文を書くことにハマり、最近活動を始めたひよっこ高校生です。お手柔らかにお願いします。
近況報告です!
長らく投稿をお待たせしてしまっていてすみません…ペンが(頭が)絶不調に陥っていまして中々「コレだ!」という作品が書けず…抜け出し次第投稿しますのでゆる〜くお待ちくださいませ!
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