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彼女が枕営業をしている。そんな噂を聞き、本人に確認してみた。
「ああ、これの事?」
そう言って彼女が見せてきたのは、彼女の膝枕でうとうとする猫の動画。彼女はその猫の爪を切ってる。
「私の膝枕、猫に大人気なんだよ」
トリマーの彼女。そんな事だろうとは思ったけど、俺はホッとしていた。
「私の事より、君はどうなの?枕営業?」
彼女の質問に、落語家の俺は苦笑いを浮かべる。
落語は基本、いきなり本編に入らず世間話や本題に関係のある小噺から話し始める。これを枕と呼ぶが、俺はこの枕が大の苦手だ。
枕の聞くだけで、その落語家の腕前が分かる人も多い。俺の枕を聞けば、彼女も俺が昇進できない理由が分かるだろう…
「もう!しっかりしてよね!私は君の落語の腕に惚れたんだから!その腕枕で私にいい夢を見させてよ!」
上手い事を言うなぁ…俺より彼女の方が落語家に向いていると思う。
だって彼女の魅力に俺は今日もオチている。
公開:24/12/02 21:24

幸運な野良猫

yahoo!サーバーに問題が発生したらしく2022年9月1日より2週間入れなかったので新規にアカウント取得。
半年以上毎日Yahoo!IDでログインを試みるも、現在進行形でログインできない状態です。#EY003って何だ?
運営に報告するも、ずっと無視されております。自動応答メールだけが返ってくる…1年経過で、もう諦めた…

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