サンタクロースを信じない子どもはサンタクロースに騙される

「サンタクロースなんて、いないんだぜ。サンタクロースの正体は、パパかママなんだぜ」
そう話す子どもを見て、サンタの私は悲しくもあり、しめしめ…とも思った。
サンタクロースを信じない子どもは、サンタにしっかり騙されている。
実はサンタの服は特殊な技術で作られている。
かの有名な、裸の王様に出てきた「愚か者には見えない服」と同じもの、と言えば分かるかな？
あの話、王様が本当に愚か者には見えない服を着ていたとは誰も思うまい…
話を戻そう。サンタは裸の王様に出てきた仕立て屋と契約を結んでいる。
裸の王様に出てきた仕立て屋に頼んで「サンタクロースを信じない子どもには、サンタが親に見えてしまう服」を作ってもらっている。
これが子ども達が「サンタの正体は両親説」を唱える理由である。
ただこの服にも一つ、欠点があってね…
親を亡くしたサンタを信じない子どもの目には、サンタが生前の親の姿に見えてしまうんだ。