クリスマスが待ち遠しい

俺の彼女はクリスマスが大好きだ。
今日もカレンダーにバツをつけて、クリスマスが来るのを楽しみにいている。
そんな彼女に、今日は何の日か聞いてみた。
「今日はクリスマスイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブだよ」
…クリスマスまであと３１日…さすがに気が早過ぎではないだろうか？狂気を感じる。
そんな彼女のスケジュール帳を見た。
昨年の１２月２６日からすでにイブは始まっており、毎日イブに×がつけられていた。
しかもよく見てみると×がつけられたイブの中に伊府と井部と伊武がいた。
それはこの１年で俺の前に現れなくなった知人たちだ。ちょっと怖くなった。
しかもクリスマスイブのイブには彼女の苗字であるeveの文字を見つけた。
そのeveの下に、何故か俺の苗字が…
彼女は俺からのプロポーズを早くも受ける気満々のようだ。