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昭和の終わりころの出来事です。
良治さんは、カメラにハマっていました。最新型の一眼レフで、あるものを撮ろうと考えました。
それは“狐火”です。
良治さんの家の裏手には、田んぼ、雑草の生えた湿地、そして沼があります。狐火はむこうの山のあたりに出ます。
狐火は、遠くに灯りがともり、それがパッといくつかに並び、また1つになり、ゆっくり列になったりして進みます。
それを写真に撮り、雑誌に売り込もうと思いました。
ある夜、遠くに狐火が出ました。彼はカメラを持ち、湿地を歩きました。すると「ボフッ」と両方の足首が、地面にめり込んで、もがいても、抜けません。体が少しずつ、沈みます。
彼は金儲けを考えたことを後悔しました。すると、体の沈みが止まりました。
狐火が1つになって、こちらに近づいてきます。それは提灯を持った村の人でした。
助けられて、良治さんはつぶやきました。
「沼の怖さを、知りましたよ」
良治さんは、カメラにハマっていました。最新型の一眼レフで、あるものを撮ろうと考えました。
それは“狐火”です。
良治さんの家の裏手には、田んぼ、雑草の生えた湿地、そして沼があります。狐火はむこうの山のあたりに出ます。
狐火は、遠くに灯りがともり、それがパッといくつかに並び、また1つになり、ゆっくり列になったりして進みます。
それを写真に撮り、雑誌に売り込もうと思いました。
ある夜、遠くに狐火が出ました。彼はカメラを持ち、湿地を歩きました。すると「ボフッ」と両方の足首が、地面にめり込んで、もがいても、抜けません。体が少しずつ、沈みます。
彼は金儲けを考えたことを後悔しました。すると、体の沈みが止まりました。
狐火が1つになって、こちらに近づいてきます。それは提灯を持った村の人でした。
助けられて、良治さんはつぶやきました。
「沼の怖さを、知りましたよ」
ファンタジー
公開:24/11/17 21:07
狐火
沼
狐火は見たことあります
雑貨関連の仕事をしています。こだわりの生活雑貨、インテリア小物やおもしろステーショナリー、和めるガラクタなどが好きです。
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