トナカイの恩返し

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「私、先日貴方に助けて頂いたトナカイです」
夜、我が家に突然訪れたスーツの男はそう言うや僕に深く一礼する。
聞けばジビエ料理屋でサンタに売られ、鍋の材料にされかかったところを僕に助けられたのだとか…そんな事もあった気がする。あの日は酔っぱらっていたのでよく覚えていない。
「その恩返しをすべく、こうして人の姿でやってまいりました。聞くところによると貴方、プロジェクトリーダーに選ばれて困っていると?」
たまたま企画会議で僕の企画が通ってね…僕、人を引っ張るの苦手なのに…
「私がお手伝いしますよ。私、そっちの”引っ張る”は得意なんです。その代わり部屋を一つ、貸してもらえますか?作業用PCはこちらで用意しているのでご安心を。それと作業中は絶対に部屋の中を覗かないで下さいね。純粋な貴方を私の住むの世界へと引き込みたくはないので…」
怖っ!だけど男の不思議な魅力に僕はすっかり引き込まれてしまっていた。
公開:24/11/13 21:12

幸運な野良猫

yahoo!サーバーに問題が発生したらしく2022年9月1日より2週間入れなかったので新規にアカウント取得。
半年以上毎日Yahoo!IDでログインを試みるも、現在進行形でログインできない状態です。#EY003って何だ?
運営に報告するも、ずっと無視されております。自動応答メールだけが返ってくる…1年経過で、もう諦めた…

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