手紙

ラジオの『１５歳の頃の自分に手紙を書くとしたら？』という企画に参加した。
多くのリスナーが、『もっと勉強をしておけ』『友達と沢山遊んでおけ』『恋人を作れ』といった、過去の自分へのアドバイスに対し、私が送った過去への自分の手紙は感謝の手紙だった。

『拝啓。１５歳の私へ。今、とても辛い現実の最中でしょう。自ら命を絶ってしまいたいくらい苦しんでいますね。そんな私に、今の私は感謝しています。どれだけ辛くても苦しくても、生きる事を選んでくれた私がいたから今の私は幸せを掴んでいます。今の私があるのは１５歳の私が頑張ってくれたからです。だから未来の私は１５歳の私へ、ありがとうを伝えます。』

この手紙がもし、本当に１５歳の私に届いたら…なんて想像する。
きっと過去の私は未来の私に手紙を書いている事だろう。
そんなこと、あるはずないのに私は今、学生の時に使っていた私の机の中を漁りたい衝動に駆られている。