真犯人
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男「オレはやってない。ホントなんだ。信じてくれ。」
警部「ハハハ。面白いことを言うな。じゃあ犯人は誰だっていうんだよ。」
男「わからない。でもオレはやってない。」
警部「わからないだと。そんなわけないだろ。お前は事件の現場にいただろ。それなのにわからないだと。ふざけるな。」
男「アイツは気がついたら、死んでたんだ。だから、だから。」
警部「もう、いい。とりあえず時間はたっぷりあるんだ。一旦、休憩だ。よーく考えるんだな。」
取り調べ室の外。
若手刑事「しぶといですね警部。」
警部「まあ、焦るな。大丈夫。アイツはクロだ。時間の問題さ。」
〈しかし、男は頑なに、わからないと繰り返した。そんな時だった。新たな目撃者が現れた。事件は急展開した。真犯人が捕まったのだ。真犯人は警部だったのだ。男は冤罪だった。〉
男「っていう事にならないかな~。まあ、とりあえず、とことんシラを切ろう。」
警部「ハハハ。面白いことを言うな。じゃあ犯人は誰だっていうんだよ。」
男「わからない。でもオレはやってない。」
警部「わからないだと。そんなわけないだろ。お前は事件の現場にいただろ。それなのにわからないだと。ふざけるな。」
男「アイツは気がついたら、死んでたんだ。だから、だから。」
警部「もう、いい。とりあえず時間はたっぷりあるんだ。一旦、休憩だ。よーく考えるんだな。」
取り調べ室の外。
若手刑事「しぶといですね警部。」
警部「まあ、焦るな。大丈夫。アイツはクロだ。時間の問題さ。」
〈しかし、男は頑なに、わからないと繰り返した。そんな時だった。新たな目撃者が現れた。事件は急展開した。真犯人が捕まったのだ。真犯人は警部だったのだ。男は冤罪だった。〉
男「っていう事にならないかな~。まあ、とりあえず、とことんシラを切ろう。」
ミステリー・推理
公開:24/11/08 16:12
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時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。
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