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ある高校の漫画同好会。漫画賞入選を目指している若者達が、狭い部室の中で批評し合っていた。
アキオは語る。
「今度のキャラクター設定だ。ヒロインは、こんな感じでどうだろう?」
ハルオは答える。
「普通の少女漫画に比べて、線が太いな」
「生命力の強いキャラクターを描きたいんだよ」
「それに髪がやけに多いな」
「小顔に見せるためだよ。小顔効果さ」
「まあ、問題はストーリーさ。いい話書けるのかい?」
「まかせとけ」
そう言いながら、アキオは落選ばかりしていた。
どうも恋愛経験の少ない男性が、少女漫画賞に入選するのは至難の業らしい。
アキオは語る。
「今度のキャラクター設定だ。ヒロインは、こんな感じでどうだろう?」
ハルオは答える。
「普通の少女漫画に比べて、線が太いな」
「生命力の強いキャラクターを描きたいんだよ」
「それに髪がやけに多いな」
「小顔に見せるためだよ。小顔効果さ」
「まあ、問題はストーリーさ。いい話書けるのかい?」
「まかせとけ」
そう言いながら、アキオは落選ばかりしていた。
どうも恋愛経験の少ない男性が、少女漫画賞に入選するのは至難の業らしい。
青春
公開:24/11/02 21:54
こんにちは。お読みいただきありがとうございます。まず私がつねづね心がけているのは、大勢の人がわかるようにする事です。それなりの読みやすさを求めています。
そして継続は力なりです。
よろしくお願いいたします
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