ときどき忘れてる
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小学3年生の私は、トイレで偶然会った同級生のひみこちゃんと話をしていた。
「ね、知ってる?ここの女子トイレの二番目の個室にはね、ユーレイが出るんだって!」
「あの真ん中の個室?」
「そ!」
「まっさか~」
その時。
「ひみちゃん!!」
大きな声がして、びっくりして二人で振り返ったら。ものすごく恐い顔をした女の子がトイレのドアの近くに立っていた。
「あ、さよちゃん。どうしたの?」
「ひみちゃん…誰と話してるの?」
え…?と呟いて私の顔を見たひみこちゃんの顔が、みるみる青ざめていく。
すぐに、さよちゃんが駆けてきて、涙目になったひみこちゃんの手をつかんだ。二人は急いでトイレから出ていくと、パタパタと走っていってしまった。
そっか…
私、もう、
死んでたんだった…。
「ね、知ってる?ここの女子トイレの二番目の個室にはね、ユーレイが出るんだって!」
「あの真ん中の個室?」
「そ!」
「まっさか~」
その時。
「ひみちゃん!!」
大きな声がして、びっくりして二人で振り返ったら。ものすごく恐い顔をした女の子がトイレのドアの近くに立っていた。
「あ、さよちゃん。どうしたの?」
「ひみちゃん…誰と話してるの?」
え…?と呟いて私の顔を見たひみこちゃんの顔が、みるみる青ざめていく。
すぐに、さよちゃんが駆けてきて、涙目になったひみこちゃんの手をつかんだ。二人は急いでトイレから出ていくと、パタパタと走っていってしまった。
そっか…
私、もう、
死んでたんだった…。
ホラー
公開:24/11/02 19:31
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